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▲ストックホルム・ハマビ地区 |
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1月27日(火)
ハマビィ地区はもともと市街地に隣接する寂れた工業地帯だったが、2004年にストックホルムに誘致する予定だったオリンピックの選手村として再開発が計画された。オリンピックの誘致は失敗したが、エコタウンとしての開発は続けられ、現在ではエコタウンのモデルとして全世界から見学者が訪れる地区となっている。 よく、「循環型社会を創る」などと言われるが、循環型社会というものが一体どのようなものかきちんと理解されているかは疑問だ。しかしこのハマビィ地区に来ると、「なるほど、循環型社会とはこういうものか」と具体的に理解し、納得できる。 まず、街から出されるゴミのうち、燃えるゴミは廃棄物発電所に送られ、発電と地域暖房及び地域冷房の燃料として使われる。また、生ゴミ及び下水からはバイオガスが取り出されて、各家庭の台所に調理用ガスとして供給される。
中心市街地と結ぶ公共交通機関も、路面電車、バス、フェリーと充実している。さらには、街の住民が共同で車を使いあうカープールという仕組みもある。現在では、180人の住民が十数台の車をインターネットや電話で予約しながら共同で使っているそうだ。 街の住民の構成としては、ほとんどが35〜45歳の子持ち家族とのことだった。 日本でも、環境特区としてこうしたエコタウンを開発する可能性を探ってみるのも必要ではないか。 |
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